2009年8月24日月曜日

「営業パ-ソン、がんばれ!」 ~在庫で知る!19話~

 読者のみなさん、こんにちは!楯です。

今回は、私が知った「面白い病院系の台湾語」を紹介します。
読者の皆さんの中には、ご存知の方もみえるかと思いますが。

私は、日本語と台湾語の違いの面白さを印で書いてみました。

★整形外科=骨科    面白さ度★★★★★
★美容外科=整形外科  面白さ度★★★
★歯科=牙科      面白さ度★★★★
★耳鼻咽喉科=耳鼻喉科 面白さ度

★産婦人科=婦産科   面白さ度
★★
読者のあなたの面白さ度は、印がいくつになりますか?

さて、
今回、在庫で知る!とタイトル付けました。
商社の大阪勤務時代、
担当先を7社持つことになった話はしました。
初陣から数ヶ月間は、A先輩と頻繁に同行営業しました。

私の担当先は、製造メ-カ-でしたので
よくA先輩と担当先の倉庫を見せてもらいました。
当時、木材の原材料は輸入材が多かったからでした。

輸入材の多くは、米国やカナダの原材料がメインでした。

A先輩は、「楯、この原材料のシ-トに書いている英語のスペルを全て手帳に書け!」と。会社名、原材料名、サイズ、数量などを、メモしていました。

A先輩は「楯、この担当先の月間生産量は何m3だ?」と聞かれました。

私は「よく分かりません」と答えました。

A先輩は「よく分からないと言うことは、少しは分かるのか?」と。

私は「え~と!」と。

A先輩は「分かるのか、分からないのか、どっちや?」と立て続けの質問。

A先輩は「分からないなら、分かりませんと答えろ!曖昧な理解は、理解していない
ことと一緒だぞ、楯君ょ
」と。

A先輩は「楯、この担当先は月産100m3だから、適正在庫は400-500m3だぞ!
大体、製造メ-カ-の在庫は約4-5カ月と覚えろなぁ!


A先輩の言い方は厳しいが、正論であり根拠が明確でありました。

後に、新素材の新規拡販営業は、お客様の倉庫の在庫を見ることが基本中の基本と
なりました。

「在庫で知る」と言うことは、お客様のお腹の状況や情報を知るといった、
重要な要素でした。
仕入先の情報
売れ行き状況(在庫が増えれば、売上減少か過剰仕入などの予測可能)
仕入交渉の時期の予測(北米材は四半期単位の値決めでしたので)
など、これも大切な営業でした。


幾つかの担当先へ訪問すると、
■ 仕入先の共通点
■ 仕入価格の違い
■ サイズの共通点
■ 売上見込みの逆算合計
など、だんだん市場の規模が分かってくること。


そうした、まだまだ売上に近づかない、地道な情報収集が
新素材の開拓営業に、大きな役割を果たすことになりました。

18話の初陣から、1年経過しました。

依然、月売上の伸びはゼロの状態でした。

気持ちは、忍耐と粘りの精神力だけで仕事していましたね。











高雄の85階建てビルからの風景写真。



では、次回お楽しみに!

2009年8月3日月曜日

「営業パ-ソン、がんばれ!」 ~初陣!18話~

ご来訪いつも感謝しています。代表の楯です。

初陣(Uigin)という言葉、ご存知ですか?

この言葉は、戦国時代や江戸時代の武士の間で使われたものです。

初陣とは、武士(父親)の10代の息子が初めて戦(Ikusa)で戦う(Tatakau)時に
使われたものです。(ドラマなんかで、よく耳にします)

昔から歴史オタクかもしれません。

今年入社した新人社員も、営業職の方なら1人で担当先を回る営業に
でる時期ではないでしょうか?

それは、初陣ですよね。(独り立ちです)

最初の訪問先って、バッチリ営業できた方も多いのではないでしょうか。


さて、
今回、初陣!とタイトル付けました。

商社の大阪へ転勤し半年、

担当先を7社持つことになりました。

初陣は、奈良県にある集成材メ-カ-への訪問でした。
この担当先は、A先輩から引き継いだ先。
大阪から特急で約1時間30分。

当日、A先輩から「いまどんな状況か、よく聞いて来いやぁ」と助言されました。

楯は電車の中で、ノ-トに書いていたことを、必死に覚えていました。

また頭の中で「こんな事聞いたら、お客さんはどう応え、その後楯にどんな事
聞いてくるだろうか!」
とそんな空想を必死に考えていました。

とにかくお客さんから「専門用語を使った話を聞いたとき、どう対応しらいいのか!」
を心配していた記憶があります。

楯は、最寄の駅で降り「こんな事、あんな事、聞かれたら」と
駅の待合室で、2時間も考えていました。

すでに担当先との訪問時刻は、当に過ぎていました。

かれこれ3時間が過ぎて、やむなく会社へ帰社してしまいました。

これが、楯の「初陣」でした。

非常に、恥ずかしい初陣となりました。

A先輩は「楯なぁ、お客さんはプロだろ!勝てるわけないから、○○専務に
教えてもらえ!」
と。
また、「教えてもらったことを、仕事で返せばいいだろぅ!」とアドバイス
されました。

その間の5年間、北米材の輸入契約の継続的な取引が続き
売上は0→月10,000万円まで伸びました。

それはそれとして、毎年暮れに忘年会に招待されました。
かつ
その担当先の会社の下に、吉野川がありました。
楯はバ-ベキュ-をしたいので「専務!養殖の鮎をお願いできますか?当日お支払
しますので・・・」と、ずうずうしいお願いをしちゃいました。

当日、バ-ベキュ-してる時「楯くんゃ、鮎たくさんつれたわ!」と
専務が来ました。

専務は「俺と工場の連中で、朝4時からして、天然ものを食べさせてやりたかった
からな!」と。

昔この専務は「仕事だけって言う、お客さんはあまり好きじゃないなぁ!」と
ポツリ。

非常に人情味のある方でした。
確かに、初陣は恥ずかしいものでした。
しかしその後楯は、担当先の専務に
「教えてもらいながら、営業や商談のコツ」を学びました。

以前若い営業パ-ソンが、何十人も挫折し離職して行く光景を見てきました。
その若い営業パ-ソンは、プライドが強すぎたのか・・・!
             上司や先輩に教えてもらう環境になかったのか!
詳しいことは分かりませんが。
1つ言えることは、「プライドの強い人」は、営業職はムリです。
それは、「相手の意見やアドバイス」を聞けないからです。

楯は初陣に、大失敗しました。
しかしいまブログに書いているのは、過去の話です。

いつ、どこであなたにチャンスが来るかわかりませんが、
その時にそのチャンスをしっかり掴んで欲しい
ものです!

ところで良いことばかりでは、ありませんでした。
※担当先の中で、初めて「出入り禁止令」を告げられ、担当を降ろされた件。
※担当先へ、取引中止を告げ大喧嘩になったりした件。
日頃の「人間関係の作り方」が未熟であったと反省したこともありました。

やはり自分の価値観が、相手には違う解釈をされる」といったリスク
いつの時代も同じです。
 楯もあります。「メ-ルは早くて便利」ですが、その文章を書いた人とは違う解釈
をしてしまうミス。結局電話か会って確認する作業が入ります。

営業パ-ソンの皆さん、初陣された方、まだの方、頑張ってくださいね!

図1元蒋総統訪れたお店看板の写真。











元蒋総統訪れ「美味い」と言ったお店。(高雄市から更に南部)

図2お店で撮った豚足料理の写真。










豚足の切り身に肉。日本のテレビ局も多々取材。


では、次回お楽しみに!