身近に感じる株ですが、そもそもどのようなものなのでしょうか?
なんとなく聞き流している方が多くいらっしゃるのでは?
今回は、ザックリと株の基礎についてお話します!
■なぜ会社は株が必要なの?
☆会社の運営のためにはもちろんお金がたくさん必要です。その為、会社が儲かったら分け前を上げるから出資してくださいとお金を出してくれる人を募集します。
■株券とは?
☆出資してくれた人たちに証拠として渡すのが株券です。この株券を略して世間一般では株と呼んでいます。(但し、今の株券は電子化されています)
■出資側にはメリットがあるの?
☆ 株主は会社が得た利益の一部を年に1~2回にわたって会社から得ることが出来ます。
株主がもらえる利益の一部のことを 配当 と呼んでいます。
ただし会社の利益が出なかった場合は配当がもらえない場合もあります!
例えば、A社の配当を1株あたり、通常5円として考えます!
仮に、大幅な増収増益を達成したときには、株主に対し1株あたり5円から8円へ配当金を上げることを【増配】と呼びます。
逆に減収減益に至ったときには、株主に対し1株あたり5円から2円へ配当金を下げることを【減配】と呼びます。
またA社の経営成績が慢性的に赤字をだしているときには、株主に対して配当金を出さないこともあります。これを【無配】と呼びます。
※新聞の株式欄には、上場会社の決算が発表されます。
すごく細かい文字で書かれていますが、みなさんも私も一番関心ある情報となります。
■株式会社
☆ 株を発行し資金を集めて仕事をしている会社の事を 株式会社 と言います。そして株を持っている人のことを 株主 と言う。株式会社は株主の資金によって運営されるので、株式会社の オーナーは株主 です。
■株主総会
☆ オーナーの株主に対して経営者が会社の経営状態や今後の経営方針を説明・報告するの会合が 株主総会 です。株主総会で、株主たちは経営方針などに対して意見、質問を言ったりする権利を持っています。
■株はどこで買うの?
☆ 株は 証券会社 を通して買わなければなりません。証券会社はお客様の注文に応じて株を売買しています。 株の売買は 証券取引所 で行われています。
※日本には東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・新潟・札幌の8箇所があります。
証券取引所では取引される株の名称(○○会社の株、△△会社の株など)を 銘柄 と呼びます。 また、売買が成立した株の合計は 出来高 と呼ばれています。
■どの会社の株でも買えるの?
☆ 株式会社で株を持っている会社の株は誰でも買えるのか?
答えはNOです。
実際は日本の株式会社の中でも実際に株を売りに出している会社は少なく、全体の0.3%にも満たないです。株を売り出す為にはかなり厳しい審査があるので株を売り出すのは大企業が中心になっています。株を売り出していない株式会社は経営者自身がお金を出し株を持っている会社が多いです。
※よく、あの会社は株式を上場しているなどと聞きますが、株式上場とは自社の株を証券取引所に上場させ、広く株が売買されるようになることを指します!
■なぜ株の価格は変動するの?
☆値段が上がるのは・・・。
会社がたくさん利益を出した

株主は配当がたくさんもらえる。

投資家がその会社の株を欲しがる

株の価値が上がる

株の価格も上がる
☆値段が下がるのは・・・。
会社が赤字を出した

投資家は配当はもらえない。

投資家はその株を欲しがらない。

株の価値が下がる

株の価格も下がる
☆ この様な仕組みで毎日株の価格は変動しています!また、投資家たちは実力のある会社の株価が安い時に株を買い、値上がりした時に売ればたくさん儲ける事ができると考えて株の売買をしています。
良く聞くけれども、なんとなくでしか理解していない株の基本をお伝えしました。
少し仕組みがわかるとニュースももっと興味をもって見れるのではないでしょうか!
では、次回また
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