2009年5月11日月曜日

「営業パ-ソン、がんばれ!」~予感12話~

ご来訪、いつも感謝しています。楯です。

予感という言葉、皆さんは何を連想されますか?!
例えば、
不吉な予感! 雨が降りそうな予感! 恋の予感!など、
いろんな予感がありますね。

この12話で、商社の東京勤務時代のお話は終わります!
13話から大阪勤務時代へ突入し、「売上10倍!」の核心を連載します!

今回、予感!とタイトルつけました。

平成5年3月の頃、
当時、担当先(販売先)の中で上司から引き継いだ先がありました。

住宅用サッシ販売の会社。その社長、元大手サッシメーカーの上級管理職から
脱サラした方。

当時取引年数、楯のサッシに関する知識も浅かったこともあり、
その社長との商談はザックリした世間話ばかりでした。

しかし、月2回ペースで訪問していましたが、
ある危険な予感をいつも意識していました。

それは、同じ製品の長期在庫です!(日付と品番で、分かります)

販売店という流通の位置付けなら、
6ヶ月も在庫するのは不自然と考えていました。

また楯は、その担当先の営業マンと必ず軽く話をしていました。

「売上の伸びは、どうですか?」と。
営業マン曰く「芳しくないね!」と、聞いていました。
なおかつ、次月訪問したらその営業マンは転職していて、
新たな営業マンに替わっていました。

この担当先の報告は、上司へ訪問ごとに必ずしていました。
要は、与信リスクの懸念でした。

一般的に商社は、消費税なみのマージンですから債権が回収できなければ、
今まで得た利益も一瞬にしてなくなります。

そこで、上司と相談のうえ担当先ではあるが、取引はしないことにしました。

それから2年後、大阪へ転勤していた楯に、
元東京の上司から内線が入りました。

元上司曰く楯の判断正しかったな!やはりあの担当先は・・・」と。

何も被害がなかったようでした・・・。

さて
昨年のサブブライムローンを発端に、日本の住宅業界や不動産投資業界の倒産も
多々ありました。

しかし、皆さん生き残るための経営戦略を見いだそうと必死だと思います!

ただ、矛盾も生じて来ます。売上を伸ばしたい営業パーソンと、
与信リスクと利益率の低下に悩む経営幹部との葛藤!

ちなみに、楯の修士論文のタイトルは、「住宅業界における競争戦略」でした。
住宅資材メーカーにとって、どんな強みが必要だろうか?!
熾烈な低価格競争を続けるのではなく、
社内のコンピタンス(能力)を充分発揮できるビジネスモデルへと
進化させることが、今こそ求められています?!















◆◇余談◇◆
去年の10月から、
「化粧品業界における一般品店舗の差別化戦略の考察」と題して研究し、
一定の結論を4月に出しました。

「なぜ、制度品店舗は業績が減少するのか?」
「なぜ、百貨店離れするのか?」
「一般品店舗でも、人気の是非があるのか?」

そうした問題意識をもとに、これからもっと増加するキャリア女性の視点で。

未婚既婚関係なく、多忙なキャリア女性を集客する一般品店舗の戦略とは…

では、次回お楽しみに!


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