2010年1月22日金曜日

【素朴な疑問!経営Q&A】その2

読者のみなさん、こんにちは!楯です。
 
Q4 経営学と経済学はどの様に違いますか?
A  経営学とは、会社内部の活動を視点にした学問です。
  
経済学とは、経済全体の大きな流れをザックリとらえる視点の学問と
  企業、家計、価格決定、雇用などをキッチリとらえる視点の学問の2つ。
  ・経済全体の流れをザックリとらえるのがマクロ経済学と呼ばれます。
  ・企業、家計、価格決定、雇用など詳しくとらえるのがミクロ経済学と呼ばれます。
  
「日本のGDPは+0.3%成長見込み」といったニュ-スなら、マクロのこと!
  「家計の支出が8カ月連続減少」といったニュ-スなら、ミクロのこと!
 
Q5 国際経営という言葉をよく耳にしますが、どの様なものなのでしょうか?
  一般の経営とは違いますか?
A : 国際経営とは、日本の会社あるいは個人が海外で事業を行うための
   「資本と技術のパッケ-ジ」にした投資行動のこと。

 例 ここ数年、中国のへ日本の会社がぞくぞくと海外進出しています!なぜ?
  目的は、☛「日本の工場で商品をつくるより、中国でつくるほうが人件費は極端に安い」
      ☛「人件費が極端に安ければ、商品の仕入が相当安くなる」
      ☛「日本で商品価格を下げても、充分利益は確保できる」
  問題点もある、☛「中国の景気を上げることになり、人件費は次第に高くなる」
          ☛「日本の競合他社も進出し、仕入コストの強みがなくなる」
  日本産業のデメリットとは
「中国から輸入したり、工場をつくったりしたため、日本国内の働き場が極端に減少」
               ☟
これを「産業の空洞化」と呼ぶ。

A :日本国内の経営と国際経営は、違いはありません。
 ・仮に中国に日本の現地法人の会社をつくると考えてみます。
  ただ、国際経営において留意する点は、
     ☛中国の法律にしたがった経営をしなければなりません。
     ☛中国の文化や習慣、慣習をよく理解しておく必要もあります。
     ☛為替リスクを考慮すること。
     ☛カントリ-・リスクを予期した対策も必要です。
     ☛中国における輸出入の規制について将来の予測も検討が必要です。
やはり異国の地。日本の常識が通用しないケ-スも多々あります。
市場調査には充分に時間をかけ、現地法人の設立後に
こんなはずではなかったと・・・
と後悔しないようにしたいですね!

Q6 株式会社の仕組みを教えてください。また、株式会社、有限会社、合同会社など会社の種類を聞きますが、どの様にちがうのでしょうか?
A :株式会社には2つの種類があります。取締役会非設置型と取締役会設置型!
 

    












■シンプル過ぎる機関設計は取引先 ■監査役に過重な責任があるため
 の企業に軽く扱われる可能性あり。 役員候補者を探すのに苦労する。
■取締役が1人なので優秀な社員の ■取締役会非設置型に比べ、コスト
 やる気をそぐ可能性あり。      がかかる。特に税理士に会計参与
                    就任を依頼しても過度な責任がかかる
                    ため報酬コストが高くなる。













※合名会社、合資会社、合同会社の社員とは、一般にいう社員とは意味が異なる。
※【有限責任無限責任】の違い。
・会社が倒産した場合の出資者の責任区分のこと。
・有限責任の場合は、出資金までだが、無限責任の場合は、出資者が会社の損失をすべて
 被らなければならない。

では、次回お楽しみに。

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