2010年2月10日水曜日

【生活の知恵-日本経済】4話~日銀ってなにしてるの?~公定歩合と景気の関係って?

読書のみなさん、こんにちわ!

「日銀」って新聞や報道でよく聞く言葉。
なんか地味なイメ-ジで、よく分からないのが本音かも!私もでした。(*^_^*)

■日銀とは、正式には「日本銀行」その役割は
・日銀は普通の銀行とは違い、私達が日銀にお金を預けたり借りることもできない。
・日銀は「中央銀行」とも言い、国のお金やお金に関するシステムの管理をしている
 特別な銀行なんです。

■日銀は日本で唯一お札をつくれる銀行
・発券銀行とも呼ぶ。
・お札の正式な名称と知っていましたか? 「日本銀行券」と呼びますよ。

■政府の銀行―最後の貸し手の役割―
・普通銀行は、預金者のお金を会社に貸して儲けます。
・しかし貸した会社に「すぐにお金を返してくれ」と言ってもムリな話
・ある日突然「あの銀行は危ない!」と風評被害に遭遇したら
・預金者は、一斉に預金を引き出してします。

・日銀がその銀行が正しい経営をしていると判断したら、 「最後の貸し手」として必要なお金をすばやく貸す。

■日銀の過去の役割-ペイオフ-
・2002年3月31日までは、もし銀行がつぶれても国が預金を全額保護してくれた。
・2002年4月1日から、もし銀行がつぶれてしまったら国が確実に保護するのは
 1,000万円までになってしまった。

 1,000万円以下の預金は確実に全額が返ってくる。

☝この制度を「ペイオフ」と呼ばれていますよ!

★公定歩合と景気の関係って?


「公定歩合」って言葉もよく聞きますね!

日銀は、普通の銀行に対してお金を貸出したり預けさせたりしています。
従って、「普通銀行のための銀行」の役割も果たしています。


■公定歩合とは
・日銀が普通の銀行にお金を貸出すときの金利と呼べる

■不景気のとき、公定歩合を使って景気をよくする方法とは
・日銀が公定歩合を下げると
・普通の銀行は日銀からお金を借りやすくなる
・それは、日銀に払う利子が少なくて済むから
・銀行からお金を安く借りることができれば、会社や個人はいつもより多くのお金を借りれる

○仕事の規模を大きくしたり、儲けを増やすことが可能になる
○家を建てたり、車を買ったりできる

★つまり お金を使いやすくする手段 と言えますね!

好景気のとき、公定歩合を使って景気を抑える方法とは
・日銀は公定歩合を上げる
・銀行は利子が高くなるから、お金が借りにくくなる
・仕事の規模拡大とか家や車は買えにくくなる
・しかし定期預金や普通預金の金利は高くるから、金利でコツコツお金を貯める絶好の機会かも!

★つまりお金を使いにくくする手段と言えますね!

■あまりにも景気が悪いとき行う―マネ-サプライ―
※マネ-サプライとは、世間に出まわるお金の量を調整すること(公開市場操作とも言います)

・日銀は、銀行がもっている「国債・手形」を買い取って銀行に多くのお金がある状態にする
・普通銀行に必要以上にお金がたくさんあれば、会社・個人へお金を貸出す
・この普通銀行のお金の量を増やす操作のことを「買いオペレ-ション」←Operation(操作)

★ 「買いオペ」とも呼びます。


では、次回お楽しみに

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