2010年2月3日水曜日

【生活の知恵-日本経済】3話~円高が進むと生活は豊かになるの?~デフレ・スパイラルはなぜ怖いのか?

読書のみなさん、こんにちわ!

■円高が進むと物価(商品の値段が上がるとか下がるという専門用語)は下がる。

・物価が下がるということは、
 商品がいつもより安く買えるということ。

■なぜ物価は下がるの?

・円高が進むと安くなった輸入品が日本にたくさん入る。



・安くなった輸入品に比べて日本製の商品が高くなって、どんどん売れなくなる。



・日本製の商品を売る企業は、価格競争に負けないために商品の値段を輸入品に合せ
 てくるから。

■物価が下がる損得とは?

・買い物や旅行好きな人には、大歓迎ですね。
・ただ日本製の商品を売る会社にとっては、大損なんです。



・会社の売上が減少する



・儲け(=利益金額)が減少する



・社員の給与も下げざる追えない



・お父さんの給与やボ-ナスが下がれば、プチ贅沢もできない

■そもそも「景気がいい」ってなんか曖昧な表現?

・景気とは、「お金廻りの状態」のことを総称します。
日本の景気なら、「日本全体のお金廻りの状態」を示します。

■円高が進み過ぎると生活は苦しくなる。

円高が進み過ぎて物価が下げ続けることを「デフレ」と言います。
・新聞や報道で、「デフレ経済」とか呼ばれているのが、まさしく「デフレ」。
・以前大手ショッピングセンタ-で「1,000円のジ-ンズ」、さらには他の会社では
 「880円のジ-ンズ」の販売を開始。



次から次へ低価格商品を発売し、競争し合う現象を「デフレ・スパイラル」と呼びます。


★デフレ・スパイラルはなぜ怖いのか?

■「デフレ」の正確な基準とは

・「物価が2年以上続けて下落している状態」と決められております。
 (これはBSI=国際決済銀行の基準)

■デフレ経済の影響とは

・会社の売上が減少するため、借金の負担が重くなり倒産するケ-スが増える
失業者がどんどん増加する
・消費者の購買意欲が減少し続ける


■デフレスパイラルの循環とは

①景気が悪くなり商品が売れなくなる



②商品が売れないから価格を下げる



③安売りした結果会社の利益が減少し社員の給与も減少



④社員の家計は苦しくなり商品の購買意欲が減少



さらに景気が悪くなり商品が売れなくなる



さらに商品の価格を下げる



⑦安売りした結果会社の利益が減少しさらに社員の給与も減少



⑧社員の家計は苦しくなり商品のさらに購買意欲が減少



さらに景気が悪くなりさらに商品が売れなくなる


では、次回お楽しみに

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